
「初恋の世界」とは?
「初恋の世界」は、西炯子さんが連載している少女マンガです。
40歳になった、仲良し4人組の、それぞれの恋愛模様が描かれています。
- 小松薫:小松くん(カフェ店長)
- 大浦修子:大浦氏(中学の英語教師)
- 中松香織:よっさん(専業主婦で2児の母)
- 黒岩富子:黒岩嬢(食品会社で事務、バツイチ)
女子も40歳ともなると、結婚、出産、離婚、不倫・・・などなど、それぞれ人生経験を積み重ねます。
「初恋の世界」の4人の中に誰かしら、自分に近い人を見つけられるのでは?
私の場合は、結婚して子どもがいるので、よっさんが近いかなと思います。
【初恋の世界】7巻37話の感想、ネタバレ「160の決断」
よっさんの件で、4人があらためて集まることになりました。
仲良し4人組にめずらしく口論になり、特に大浦氏が、いつになく、相手の痛いところばかり指摘します。
そんな中、よっさんは心を整理して、ひとつの決断をすることに。
大浦氏、黒岩嬢、野口さん、よっさん、それぞれの状況
大浦氏の元には、林田から「娘が難病とわかったから、しばらく会えない」とLINEが来ます。
一方、黒岩嬢は、いつもの屋台村で、竹下の父と乾杯して盛り上がっていました。
「うちの息子をよろしく!」とすでに、婚約者扱い。
離婚して、赤ちゃんを連れた野口さんは、しばらく鈴木さんの家にいることに(赤ちゃんは常連夫妻が見てくれる)。
よっさんは娘から「フリンて何?」と聞かれて、白浜とのことが噂で広まっていることを知ります。
日曜、モリノカフェに4人が集まる
日曜、モリノカフェで、薫、黒岩嬢、大浦氏、よっさんが集まることに。
よっさんと白浜との関係や、現在の家庭の状況をひと通り聞いて「…やめたら?その恋愛」という薫。
子どもどうこうじゃなく、よっさんが苦しいことを続けるのはよくない。
相手が他人の夫で、病気だから盛り上がってるけど、恋はいつか冷めるもの。
よっさんが苦しんでるのを知ってて、その人は穏やかでいられるの?
そう、よっさんに問い掛けます。
大浦氏、よっさんに厳しい現実を語る
よっさんに対して「40年生きてるわりには幼いよね」という大浦氏。
「奥さんは愛がなくても、配偶者という立場は手放さない」そう言い切ります。
不倫でも訴えられることはあるし、愛人側は勝てないこと。
「人」を好きなことと、「妻のいる人」を好きなのは全く違うこと。
「あることないこと、悪く触れ回って、ご実家の名前に傷がつけようとするかもしれない」と、よっさん1人の問題じゃすまなくなることを話します。
「好き」だけでは、どうにもならない現実を突きつけられ、戸惑うよっさん。
仕切り直そうとする薫に、突っかかる大浦氏
コーヒーを淹れながら「…みんなで休み合わせて、どっか行かない?」と空気を変えようとする薫。
大浦氏は「さすが小松くん、問題に向き合わないで生きようとするよね」と辛辣な言葉をかけます。
そこから話は、大浦氏の不倫と、薫の今までの恋愛に向かいます。
「5年も報われない不倫して、身動きできない」「そういうことしなきゃ恋愛を語っちゃいけない?」
「小松くんは結婚してない人とうまくいってるからね」「でもどうせ何か障害ができたらいともあっさり手を放すんでしょ」
「そんで『私は縁がない』って泣くんでしょ?あんた一生そうよ!」
お互い、相手の痛いところを指摘し合い、店内は険悪な雰囲気になってしまいます。
黒岩嬢、話を一旦整理する
険悪になったところで、パン!と手を打ち「第1部、これにて終了〜」と空気を変える黒岩嬢。
「今日の議題は、よっさんのこと」「第2部は『これからどうするか』テーマに集中するわよ」と話を整理します。
「ただ話を聞いてほしいだけなら、それでもOK」
「でも何らかの結論を出したいなら、みんながいるこの場を利用したらいい」とよっさんに提案します。
でもどうやって結論を出すのか、と悩むよっさん。
大浦氏は「自分の気持ち、子供、婚姻、世間体、実家」と紙に書き出していきます。
「他は全て失っても、これだけは」と思えるものが、よっさんの結論でしょ、とリストを提示します。
消去法で順番に、シャープペンシルで消していく、よっさん。
婚姻、世間体、実家……「自分の気持ち」と「子供」で手が止まります。
よっさんがどうするのか、固唾を飲んで見守りますが…そこで薫の盛大なお腹の音が鳴り響きます(笑)
せっかくの緊張感が台なしになったところで、一旦、ごはんを食べることに。
小鳥遊のミートボールナポリタンを、4人で食べながら
小鳥遊が店から、ミートボールナポリタンを出前してくれて、おいしさに盛り上がる薫、黒岩嬢、大浦氏。
和んだ雰囲気の中「ま、今この場で決めるなんて、無理だよね」なんて話します。
ところが、よっさんは「…ううん、決める」と涙ながらに決断します。
3人が帰り、モリノカフェの戸締りをする薫。
「…それでいいんだよ」「だって”恋”はいつか…」とつぶやきます。
小鳥遊に聞き返されると、「なんでもなーい!」とバイクの後ろに乗り、ぎゅっとしがみつきます。
…今回はここで終了しています!
アラサーママchiharuが読んでみての感想
薫、大浦氏、よっさん…すごい言いあいでしたね〜!(特に薫と大浦氏)
お互い、相手の痛いところをズバズバ指摘しあって。
ここまで言い合ったら、普通なら縁切れそうですけどね!(笑)うまいタイミングでうまいこと、黒岩嬢がフォローしてくれたりしてね。
黒岩嬢は、竹下といい感じに進んでるから、精神的に余裕あるんだろうな。
大浦氏がピリピリしてましたよね…林田のLINEが原因かな。(難病とかあやしくない??)
今までなら「大人の態度」で流してたのに、余裕なくなってきてる感がありますね。
よっさんは確かに、40という年齢のわりに幼いかも。
ピュアなのが、彼女のいいとこでもあるんだけど、それだけでは、幸せになれないんだなあ…せつない。