
「初恋の世界」とは?
「初恋の世界」は、西炯子さんが連載している少女マンガです。
40歳になった、仲良し4人組の、それぞれの恋愛模様が描かれています。
- 小松薫:小松くん(カフェ店長)
- 大浦修子:大浦氏(中学の英語教師)
- 中松香織:よっさん(専業主婦で2児の母)
- 黒岩富子:黒岩嬢(食品会社で事務、バツイチ)
女子も40歳ともなると、結婚、出産、離婚、不倫・・・などなど、それぞれ人生経験を積み重ねます。
「初恋の世界」の4人の中に誰かしら、自分に近い人を見つけられるのでは?
私の場合は、結婚して子どもがいるので、よっさんが近いかなと思います。
【初恋の世界】7巻39話の感想、ネタバレ「愛と死のデモデモダッテ」
鈴木くんの家に居候して「お米と牛乳、トイレットペーパーも買ってきてください〜」と頼む野口さん(笑)
そんな「ほぼ同棲状態」の2人にも、変化が訪れます。
薫はというと、入院中の白浜に「よっさんに言づてはないか」と声をかけます。
コーヒーの出前を使った「病院への潜入計画」を立てて、黒岩嬢と大浦氏に協力を頼みます。
白浜とよっさんのことで、思い悩む薫
すっかり鈴木くんの家に居ついている、野口さんと赤ちゃん。
この状況に、ちょっと苦々しい表情の鈴木くんですが、野口さんに「来月いい部屋が空きそうなんですよ〜」と話され、少し呆然とします。
一方、薫は、帰りの市電の中、白浜のことで思い悩んでいます。
下宿に帰ると、小鳥遊が冷凍してくれた「牛すじラグーのリガトーニ」を出してくれる大家さん。
食事しながら「あんたたちゃ、結婚はいつすっとね?」と聞かれて、「今はまだ…」と薫は答えます。
「そげんこつ言うとる間に、何があるかわからんよ、人は」と言われて、白浜のことを考えます。
とうとう病院で、白浜に声を掛ける
配達から帰ってきた鈴木くんが「病院に貼ってあったペナントがなくなってて…」と気になる様子で話します。
急いで病院に向かった薫は、車椅子で日光浴をする白浜を見つけます。
「小松と申します、中松香織さんの友人です」「香織さんに、何か言づてがあったらお伝えします」と声をかける薫。
白浜は「私のせいで、彼女が苦しい思いをしてないか」と話します。
「私も、覚悟はできておるとですが」「できることであれば」
「…香織さんに…ひと目だけ会うて…死にたい…」
そう訴え、涙を流す白浜に、心を打たれる薫。
黒岩嬢、大浦氏に相談する薫
薫は、黒岩嬢と大浦氏に、白浜のことを相談します。
「なんで今更そんなこと言い出すの?」と黒岩嬢は、猛反対。
「きちんと『お別れ』をしないと、ずっと未練や後悔が残るんじゃないかと思うようになったの」と話す薫。
大浦氏は「小松くん、変わったね」「人のそういう、どうしようもない感情を無視してたのに」と前向き評価します。
「土曜のお昼どきに『白浜さんから出前頼まれた』って病院に入れると思う」と計画を話し始める薫。
黒岩嬢は「私は賛成できないからね!」と2人を止めます。
コーヒーの配達を装って、白浜に会うよっさん
薫と大浦氏は「家でふさぎこんでいてもアレなので」とよっさんの母親に説明し、よっさんを連れ出します。
車の中で「コーヒー運んでもらうわ」と話し、モリノカフェの制服を貸す薫。
病院についたよっさんは「コーヒーの配達で」と伝え、白浜の病室に入ります。
痩せ細った白浜は、よっさんの来訪に驚きますが、「君を苦しか立場に追い込んだ」と心配します。
大浦氏は、2人が話している間、担当看護師に話しかけて、時間を稼ぎます。
抱き合い、キスをして「ありがとう、これでもう…」という白浜を「離れたくない…!」と車椅子に乗せて、病院から逃げ出そうとするよっさん。
担当看護師は、それに気づいて、焦って追いかけます。
病院から車椅子で出ると、そこには「車、要る?」とスタンバイする黒岩嬢が。
「…もうよかよ、ありがとう、面白かった…」「さいごに愛している香織さんに会えて本当にうれしかった…」そう話す白浜。
「…もし生まれ変わったら、私は必ず香織さんを見つけます」「…またあなたに恋をするでしょう」
「そのときまで、少しだけ…さよならです…」「…さよなら…笑って…」別れを告げながら、看護師に連れられる白浜。
よっさんは涙を堪えて「さよなら…」「…さよなら…!」と精一杯の笑顔を見せるのでした。
…今回はここで終わっています。
アラサーママchiharuが読んでみての感想

よっさん〜!!
泣きながら読みましたよー!!!
白浜は、よっさんに笑っててほしかった、幸せになってほしかったんですね。
旅行中、自分が苦しいときも「ごはんを食べて」って言ってましたもんね…。
「生まれ変わるまで、少しだけさよなら」と言える相手に巡り合えたことは、幸せだと思うなあ。
よっさんは暴走すると、本当に何をやらかすかわかんないですね!(笑)
でも本当、最後に会えてよかったと思う。薫の決断は正しかったと思うな。
黒岩嬢、カッコよすぎ…!
あれだけ反対しながら、車でスタンバっとくとか、漢らしい…!!
ホントにいい4人組ですよね。女子としても尊敬しちゃうなあ。
この回は、ガチできちんと原作読んでほしいですね…!