「愛される系の話が読みたい!」「中華系ファンタジー好き!」
そう思って見つけたのが、「天に恋う」という作品でした。
- 気になるけど、どんな内容?
- 本当に面白いの?
- 内容だけ、さくっと把握したい!
「本当に、買って読むほどの価値があるのかな?」と思う気持ち…わかります!
そんな方のために、あらすじをまとめました。
2巻は、少しずつ全貌が見えてくるよ…!
【天に恋う】2巻とは
現代から中華風の異世界・紹(シャオ)にタイムスリップした、内気な女子高生・鈴花(すずか)。
「コミックシーモア」紹介文より
そんな鈴花を助けてくれたのは、紹の有力貴族の二人組、高星(ガオシン)と永陽(ヨンヤン)。
鈴花を気に入った高星は、強引に迫ってきますが、恋愛初心者の鈴花は、戸惑うばかり。
だけど、高星の恋人役をきっかけに、高星が一途で、自分のことを大切に想ってくれているとわかり、少しずつ好意をもちはじめます。
ところがある日、高星には忘れられない、初恋の人がいると知ってしまい――!?
時をかける運命の中華ロマンス!
【天に恋う】2巻の主な登場人物
- 高森鈴花:男性が苦手で、内気な女子高生。現代の日本から紹(シャオ)にタイムスリップした。
- 高星(ガオシン):紹(シャオ)の五大貴族、曹(ツァオ)家の六男。明るく聡明。鈴花のことが好き。
- 永陽(ヨンヤン):紹(シャオ)の五大貴族、劉(リウ)家の四男。文武両道、眉目秀麗で、都一の色男。
- 三桂(サングイ):羽夜皇太子に仕える宦官。顔がそっくり。
【天に恋う】2巻のネタバレ、感想まとめ
【天に恋う】2巻、第4話ネタバレ
「鈴花こそが、天に招き寄せられた朱黒鳥なんじゃないか?」
真剣に話す高星ですが、「あれはただの伝説でしょう」と否定する永陽。
高星は「幼いころに出会った、初恋の女に似ている」のだと話します。
雪が降ってきて、これからの事を話すため、お茶をする3人。
潜入したお茶屋さんで、「高星とそっくりな服の人を見た」と鈴花は報告します。
それを聞いて、表情を変える高星。
部屋に戻ったまま、夕食にも来ないので、鈴花は部屋まで届けにいくことに。
高星の、思ったより元気そうな様子に、安心する鈴花。
ふと「確証はないが、お前が日本に帰れるかもしれない方法がある」と高星は話し始めます。
天青の珠でできた青磁玉碗なら、日本に帰せるかも、と聞き、元気が出る鈴花。
「…もしも、青磁玉碗でも帰れなかったら、俺のところへ来い、鈴花」
「一生大事にしてやる」
本気だけど、答えは急がなくていい、と高星は伝えます。
その後、永陽から「羽夜(ユーイエ)殿下が姿を消した」を報告を受ける高星。
驚かない高星に、何か知っているのかと聞きますが、「知らねーよ」と答えます。
二日後、出発した3人は、紹(シャオ)の都、盛京(シャンジン)に到着。
「ここに、羽夜皇太子と、日本に帰るための、青磁玉碗がある」
都を眺めながら、鈴花はそう考えるのでした。
【天に恋う】2巻、第5話ネタバレ
「羽夜(ユーイエ)殿下、もう無理でございます。これ以上、皆を欺くのは」
「三桂(サングイ)、お前は予の何だ?」
「…三桂は、羽夜様の宦官でございます」
「予と同じ顔、予と同じ声で、その命で、羽夜皇太子となるのだ」
宿を出るにあたり、曹(ツァオ)家と、劉(リウ)家のどちらに行くか、選ばないといけなくなった鈴花。
迷っていると「永陽とこのが、いーと思うぜ」と高星は言い出します。
「自分のとこに来い」と言っていたのに、とモヤモヤしながら、劉家の世話になると決めた鈴花。
永陽は、鈴花の気分を変えるために、都を案内します。
疲れからか、妓楼できれいな舞を見ながら、眠ってしまった鈴花。
ふと目が覚めると、情報交換をする、永陽と妓女の会話が聞こえてきます。
「事によっては、高星を切り捨てる」と話すのを聞き、ショックを受けます、
「高星さんとは、親友じゃなかったんですか…!?」
「私と高星の家は、敵同士なのです」「でも、叶うなら私も、あの男と争いたくはありません」
ふるえながら、鈴花を抱きしめ、そう伝える永陽。
劉家に戻った永陽は、父親の部屋を訪問します。
「我々の時代はすぐそこだ」「娘の生んだ皇子が皇太子になれば、劉の未来は明るい」
「劉のために生きるのだ」と告げられ、永陽は拳を固く握り締めるのでした。
【天に恋う】2巻、第6話ネタバレ
劉家に滞在中、熱を出してしまった鈴花。
「羽夜皇太子が誘拐された」と聞き、不安になるものの、きっと大丈夫だよね、と考えます。
一方、曹家では、当主である曹傑(ツァオジェ)が帰ってきました。
「俺は明連(ミンリン)にいる、皇太子サマを迎えに行く」と話す高星。
「皇太子サマが戻れば、もう俺は自由ではいられない」
「短い自由だったね」「たった5年か」
高星は「ありがとう、俺に自由をくれて」と曹傑に伝えるのでした。
五大家当主の集まりで、羽夜皇太子の捜索結果について、報告する永陽。
永陽の父は「羽夜皇太子、誘拐事件の重要参考人として、高星を捕縛せよ」と永陽に命じます。
そのころ劉家で、無事、熱が下がっていた鈴花。
ところが、永陽不在の間、侍女にお茶をかけられ「あなたは劉家に、邪魔な存在です」と言われてしまいます。
この世界での、立場の弱さを思い知った鈴花。
「高星さんに、逢いたい」と劉家を飛び出してしまいます。
不安な中、街を歩いていると、高星を見つけて、思わず抱きついた鈴花。
高星の笑顔を見て、心から安心します。
お姫さま抱っこで連れ出され、草原で眠ってしまった高星と、隣に横たわる鈴花。
眠りながら「行くな…鈴花…」と涙を流す高星。
鈴花にふれられて、目を覚ました高星は「俺は10年前に、お前と会ってる」と言い出します。
「やっと見つけた」「お前が俺の、最初で最後の女だ」
高星は鈴花に、そう告白するのでした。
【天に恋う】2巻を読んでみての感想
高星の「一生大事にしてやる」にキュン死に…!!
真剣な表情がまた、たまらないよね…!!
高星がストレートに愛情表現してくれるので、読んでてときめきますね!!
少年ならではの無邪気さとか、真っ直ぐな感じ。
でも裏では、いろいろ画策もしてたりして。
実は現在、高星は15歳なのですが、それでこの気遣いとか、すごくないですか!?
お茶の飲み方に戸惑う鈴花(17歳)を、さりげなくフォローしたり。
少女マンガならではの、女子の夢がつまった、ステータス高い高星(ほめ言葉です)に、今後も期待しています!
【天に恋う】2巻の総合評価
2巻は、「劉家」にしばられた永陽が、苦しんでいましたね…!
日本だと想像付きづらいけど、中国や韓国では「家」の存在がすごーく大きいんですよね。
日本でも、古くからの名家とか、格式ある家は、そういうしがらみがあるかもですね。
高星と鈴花は、距離は近づきつつ、まだ両思いには至っていないかな、という感じ。
とはいえ、困っていたら助けてくれる、とことん優しい高星にオチるのは、時間の問題かも!??