「愛される系の話が読みたい!」「中華系ファンタジー好き!」
そう思って見つけたのが、「天に恋う」という作品でした。
- 気になるけど、どんな内容?
- 本当に面白いの?
- 内容だけ、さくっと把握したい!
「本当に、買って読むほどの価値があるのかな?」と思う気持ち…わかります!
そんな方のために、あらすじをまとめました。
15巻は、避暑山荘編!
鈴花は高星をかばって、矢に射られてしまうよ…!
【天に恋う】15巻とは
現代から中華風の異世界・紹(シャオ)にタイムスリップした女子高生・鈴花(すずか)。
「コミックシーモア」紹介文より
鈴花はそこで、紹の皇帝・高星(ガオシン)と恋に落ちる。
皇后に相応しい人間になると決意した鈴花に、高星の異母弟・雲(ユン)親王が持ちかけてきた相談ごとは、高星に退位を進言してほしいというもので――。
胸に秘めた望みに気づいて、揺れる鈴花。
けれどそのとき、魔の手が鈴花を襲い――?
時をかける運命の中華ロマンス♪
【天に恋う】15巻の主な登場人物
- 高森鈴花:男性が苦手で、内気な女子高生。現代の日本から紹(シャオ)にタイムスリップした。
- 高星(ガオシン):紹(シャオ)の皇帝。明るく聡明。本当の名は羽夜(ユーイエ)。
- 永陽(ヨンヤン):紹(シャオ)の五大貴族、劉(リウ)家の四男。議政大臣として勤める。
- 劉太后(リウタイホウ):先帝の皇后で、永陽の姉。後宮の最高権力者。
- 雲(ユン)親王:劉太后の息子で、紹の第七皇子。高星の異母弟にあたる。
- サラーナ:赤胡(チーフー)のチャハラ王の娘。高星の皇后候補。
【天に恋う】15巻のネタバレ、感想まとめ
【天に恋う】15巻、第31話ネタバレ
高星をかばい、矢に射られた鈴花は、危篤状態に。
急所は外れているものの、毒矢だったため、命が危ないと医師は話します。
今回の件は「何者かが、皇帝を暗殺しようとした」と推測する高星。
今の高星には、時間が必要だと判断した三桂は「数日間、皇帝の代わりを務める」と申し出ます。
三桂のはからいに感謝しつつ、意識が戻らない鈴花を、心配する高星。
雲親王は「自分がチャハラ王を、止めきれなかったせいだ」と後悔します。
鈴花は、日本で女子高生として、生活していた頃の夢をみます。
授業で「皇帝」という単語を聞き、頭が痛くなる鈴花。
遠くから何度も、「鈴花」と自分を呼ぶ声が。
現実では、高星が何度も、眠る鈴花に呼びかけていたのでした。
一方、父であるチャハラ王に呼び出され、「しばらく外に出るな」と命令されたサラーナ。
不自然な態度から、チャハラ王が皇帝の暗殺を企てたのだと、気づきます。
数日、暇をもらったことで、三桂に礼を言う高星。
雲親王は「今回の件は、全て自分が企てた」と高星に告白したのでした。
【天に恋う】15巻、第32話ネタバレ
「今回の件、すべて私が企てたことです」そう告白した雲親王。
「皇位を手に入れたかったか」と聞くと「…はい」と答えます。
雲親王を下がらせ、監視をつけた高星。
自白されたことで、雲親王の命を救う道が絶たれたと、処遇に悩みます。
後宮では、劉太后とノルブも、今回の知らせを受けていました。
チャハラ王に「お父さまが企てたことなの!?」と迫るサラーナ。
雲親王を皇帝にして、サラーナが皇后になれば、チャハラを再興し、紹(シャオ)を支配できる。
そう計画していたチャハラ王ですが、暗殺に失敗したことで、望みは絶たれます。
「外に一歩も出ず、誰とも話すな」とサラーナに命じます。
軟禁された雲親王の元にいき、「今からでも、チャハラの名を出しなさい」と説得する永陽。
雲親王は、態度を変えず「自分一人で企てた」と言い続けます。
意識が戻らない鈴花に、口うつしで解毒薬を飲ませる高星。
「…鈴花…頼む」「生きてくれ…」と願い、抱きしめます。
ある日、決心をして、高星の元に訪れたサラーナ。
「今回のことは、父であるチャハラ王と、雲親王が結託していた」と告白します。
地面に手をつき、「どうか、二人の命だけは」と嘆願するも、「処分は予が決める」と下がるよう命じられます。
サラーナが退室した後、チャハラ王を尋問するよう、命じた高星。
そんな中、熱が下がった鈴花は、ようやく目を覚ますのでした…!
【天に恋う】15巻、第33話ネタバレ
ようやく意識が戻った鈴花へ、愛おしそうにキスをする高星。
高星の身の安全を心配する鈴花に、「心配しなくていいから、今は傷を癒せ」と伝えます。
チャハラ王が囚われている牢屋まで来た、サラーナ。
サラーナが口を割ったことを恨み、「お前など娘ではない」と言い渡します。
皇帝である高星が下したのは、チャハラ王は処刑、チャハラ部は解体、雲親王は流刑という処分。
鈴花には、サラーナから、減刑を求める手紙が届きます。
お見舞いに来た高星に、「雲さまが皇位簒奪しようとしてること、知ってた」と話す鈴花。
雲は、母である劉太后の願いを、叶えたかっただけだとも伝えます。
「皇帝として、今回の処分は譲れない」
「この処分を受け入れられないようでは、お前に皇后の資格はない」
高星は厳しく、鈴花に伝えるのでした…!
【天に恋う】15巻を読んでみての感想
鈴花を心配する高星に、三桂の気の利いた提案!
気遣いもできて、ホントできる男だよね…!
鈴花も助かってよかったよね!
とはいえ、避暑山荘はとんでもない状況に…!
雲とサラーナは、これからどうなっちゃうんだろう…!
サラーナのまっすぐさは、すごくステキだと思うんです。
ただ、いち大人としては、言ってよかったんだろうか…って思っちゃったり。
雲とサラーナは、そういう部分が似てますよね。正しいけど、幼い、みたいな。
「皇帝モード」の高星は、威厳を保つのもあるだろうけど、かなり塩対応っていうね…!
皇帝ゆえの重責もあるんだろうけど、ちょっと冷たく感じてしまったり。
ホントに鈴花は、特別な存在なんだなあ。
【天に恋う】15巻の総合評価
今回、鈴花はほぼ意識なかったけど、心配する高星から愛を感じたので!
とはいえ、物語はシリアス展開。
皇帝って大変だ〜!
三桂が好きなので、さっと気を利かせてくれるところが見られて、満足です!
高星は皇帝になってから、以前より顔つきがキリッとしてて、三桂は雰囲気が優しいんですよね。
三桂はもともと、優しい性格なんだけど、宦官ゆえの中性っぽい感じも含められてるのかな…??
うまく書き分けられてますよね!
せっかく意識が戻った鈴花だけど、高星とはちょっと険悪な雰囲気に…!?
早くラブラブな二人に戻ってほしいよ〜!