フォートナム&メイソンは1707年に創業された、紅茶、食品、テーブルウェアなどを販売する英国王室御用達の高級百貨店です(フランスだとFAUCHON、日本だと明治屋に近いイメージ?)。
日本にも、日本橋三越本店にフォートナム&メイソンのティーサロンがあり、クリームティーやアフタヌーンティーなどが楽しめます。
- 原産国名:英国(ブレンドした国)
- 輸入者:株式会社ユーハイム
ロイヤル感あるデザインがステキ…!ユーハイムが輸入者なんですね!
英国王室御用達の総合高級食品ブランド、フォートナム・アンド・メイソン。1707年にウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンが始めた小さなグローサリーショップは、やがて王室御用達の栄誉を受けるまでに発展し、今日に至りました。英国の誇りとともに、永遠に未来へと歩み続けるフォートナム・アンド・メイソンの新しい世界。どうぞご期待ください。
フォートナム&メイソンの紅茶を少しずついろいろ試したい方は、詰合せのアソートがオススメですよ!
※私がミルクティーで飲む時は、ストレートの紅茶にミルクを入れる「ティーwithミルク」ではなく、ミルク多めで煮出す、いわゆる「ロイヤルミルクティー」にしています。
フォートナム&メイソン アールグレイクラシック
- 原材料名:紅茶(中国産)/香料
- 内容量:2g
1830年代に当時の英国首相であったグレイ伯爵によって、この大人気の紅茶に名前が付けられました。アールグレイがティータイムデビューをしてから約90年後に、紅茶の専門家によって、フォートナム・アンド・メイソンのアールグレイクラシックが生まれました。柑橘系の香りをふんだんにお楽しみいただける爽やかな紅茶です。
フォートナム&メイソン「アールグレイクラシック」は中国産茶葉に香りをつけた、スタンダードなアールグレイです。
アールグレイの香りは控えめで、ややウッディさがあります。水色は明るくやや淡め。
飲むと口の中にアールグレイの香りが広がって、中国茶ならではのスモーキーさと調和します。
ウッディさのある香りと中国産の茶葉で、まさにクラシックなアールグレイ!
スッキリした軽い飲み心地で、苦みや渋みはほぼ感じません。これはミルクを入れず、ストレートで楽しみたいアールグレイですね。
私のオススメの飲み方:ストレート
フォートナム&メイソン アフタヌーンブレンド
- 原材料名:紅茶(スリランカ(セイロン)産)
- 内容量:2g
フォートナム・アンド・メイソンは、何世紀にもわたってアフタヌーンティーを提供してきており、特にアフタヌーンブレンドはブランドの歴史においても重要なパートといえるでしょう。セイロンの高地と低地の茶葉のブレンドで、軽くて爽やかな風味をお届けします。冷やしても澄んだ水色なのでアイスティーにも最適です。ミルクを加えて伝統的な方法でお召し上がりいただくこともできます。
フォートナム&メイソン「アフタヌーンブレンド」はセイロン紅茶のハイグロウン、ローグロウンのブレンドです。
セイロンティーならではの穏やかでマイルドな風味の中に、スッキリした味わいが感じられます。高地と低地のいい所を生かしたブレンドですね。
セイロン紅茶はクセがなく懐が深いので、ストレート、ミルク、アイスティー、どんな飲み方でも美味しくいただけます。
午後の穏やかなティータイムにぴったり!それぞれ自分の好きな飲み方で楽しめるのもいいですね。
ミルクティーにしても、マイルドかつコクのある味わいで美味しかったです!
私のオススメの飲み方:ストレート、ミルクティー、アイスティー
フォートナム&メイソン クイーンアン
- 原材料名:紅茶(インド産、スリランカ(セイロン)産)
- 内容量:2g
創立200周年にあたる1907年に誕生したクイーンアンは、フォートナム・アンド・メイソンが設立された1707年に女王であったアン女王にちなんで名付けられました。厳選されたアッサムTGFOPとセイロンFBOPのブレンドで、一日中いつお召し上がりいただいても爽やかで力強く滑らかな紅茶をお楽しみいただけます。
フォートナム&メイソン「クイーンアン」はアッサムTGFOPと、セイロンFBOPのブレンドです。
創業者の一人、ウィリアム・フォートナムは、スチュアート期最後の女王、アン王女(即位前)にフットマンとして仕えていたのだとか。
TGFOP(ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー):FOPの中で、黄金色をした上質の新芽、ゴールデンチップスが多く含まれているFOPの上級グレード
※FOP:茶樹の茎の最先端の最も若い新芽の部分
FBOP(フラワリー・ブロークン・オレンジ・ペコー):FOPのリーフを細かくカットしたもの。チップの多さに応じてさらに細かく等級分類されている
茶葉の等級にもこだわったブレンドに、アン女王への敬愛を感じます…!
水色は深いルビー色、アッサムとセイロンが一体となった香りの良さを感じます。渋みや苦味はほぼ感じません。
味わいはまろやかで旨みがありながらも、爽やかさもあって重すぎない飲み心地なのです。
ミルクティーにしても、コクとまろやかさのバランスがいい、安心できる味わい。
もちろんミルクティーは安定の美味しさだけど、まずはストレートで味わってみてくださいね。
私のオススメの飲み方:ストレート、ミルクティー
フォートナム&メイソン フォートメイソン
- 原材料名:紅茶(インド産、中国産)/香料
- 内容量:2g
フォートナム・アンド・メイソンの中でも最も香り高い紅茶であるフォートメイソンは、オレンジの花の美しい香りが特徴的です。インド茶と中国茶の上質なブレンドに、オレンジの花の香りを加えることで、繊細な花の風味がする紅茶となります。ストレートでもミルクティーでもお召し上がりいただける午後の一杯に最適な紅茶です。
フォートナム&メイソン「フォートメイソン」はオレンジの花を香りをつけたフレーバード紅茶です。
茶葉は細かめ、オレンジの花の香りはかなり淡め(アーマッドティーもそうでしたが、英国紅茶ブランドのフレーバーは穏やかなのかも)。
ストレートで淹れて飲んでみると、口の中でふんわり香りますね。ちなみに「オレンジの花」の香りで、「オレンジ果実」ではないので注意が必要。
オレンジの花の香り、私が知ってる中で近いのはエルダーフラワーかな?
インド産紅茶のコクと、中国産紅茶のスモーキーでスッキリした風味がバランスよく、飲みやすい味わいです。
ミルクティーにしても、花の香りがふわっと香って、まろやかで穏やかな優しい味わいでしたよ。
私のオススメの飲み方:ストレート、ミルクティー
フォートナム&メイソン ブレックファスト
- 原材料名:紅茶(インド産)
- 内容量:2g
芳醇でモルティーな味わいのブレンドです。インド北東部のブラマプトラ渓谷で栽培された様々なグレードのアッサムの茶葉をブレンドしたもので、コクのあるフルボディーな味わいをお楽しみいただけます。少量のミルクと共に朝の一杯にお召し上がりいただくのに最適な紅茶です。
フォートナム&メイソン「ブレックファスト」はインド産(アッサム)紅茶のブレンドです。
淹れてみるとルビー色の鮮やかな水色。モルティー香をはっきり感じる、芳醇でコクのあるアッサムの味わいです。ストレートでも美味しい。
寝起きでぼんやりした体にも優しいアッサムの風味。一日のスタートにぴったり!
「ブレックファスト」はアッサムやケニアなど、コクがあって濃いめのミルクティー向きのブレンドが多いですよね。
フォートナム&メイソンは、アッサム単体でブレンドしている所に王室御用達のロイヤルさを感じます(ケニアはお手頃で庶民向きなイメージ)。
ミルクティーもコクがあってまろやかで、安定の美味しさでしたよ!
私のオススメの飲み方:ストレート、ミルクティー
フォートナム&メイソン ロイヤルブレンド
- 原材料名:紅茶(インド産、スリランカ(セイロン)産)
- 内容量:2g
フォートナム・アンド・メイソンの中でも、セイロン産のフラワリーペコの香りがモルティーなアッサムの香りを引き立てる伝統的なブレンドです。1902年にエドワード国王のためにブレンドされてから、その滑らかで蜂蜜のような風味で人気を博しています。
フォートナム&メイソン「ロイヤルブレンド」はインド産とスリランカ産茶葉のブレンドです。
淹れてみると鮮やかなルビー色の水色。アッサムのコクとモルティー香に、セイロンティーの軽やかな香りと風味が味わえます。
アッサムとセイロン、それぞれの香りと風味を感じつつ、きちんと足並みそろって調和しているブレンドなのでとても穏やかな印象。
エドワード国王のためのブレンドってすごい…!
ミルクティーにするとアッサムのコクが前面に出て、グッと飲みごたえのある味わいに。
ミルクティーは間違いなく美味しい。けどまずはストレートでアッサムとセイロンのブレンドを味わってみてくださいね。
私のオススメの飲み方:ストレート、ミルクティー
フォートナム&メイソンの紅茶を飲んだ感想まとめ
紅茶 | オススメの飲み方 |
---|---|
アールグレイ クラシック | ストレート |
アフタヌーン ブレンド | ストレート ミルクティー アイスティー |
クイーンアン | ストレート ミルクティー |
フォートメイソン | ストレート ミルクティー |
ブレックファスト | ストレート ミルクティー |
ロイヤルブレンド | ストレート ミルクティー |
フォートナム&メイソンの紅茶は、インド(アッサム)産、スリランカ産、中国産の茶葉をメインにブレンドされていました。
英国らしくミルクと相性のいいブレンドが多かったですが、どれもストレートでも十分に楽しめる味わい。
フレーバーで変化をつけるのではなく、産地ごとの特徴を生かしてブレンドしているのも英国らしいですよね。
「ブレックファスト」「アフタヌーン」などのネーミングも、お茶を一日に何度も飲む英国ならでは!
紅茶の由来に、エドワード国王やアン女王が登場されるあたり、さすが英国王室御用達ですね…!
「午後は女王陛下の紅茶を」(出口保夫・著)にもフォートナム&メイソンの紅茶がチラチラ出てきました。
少し前に書かれた本ですが、英国での紅茶文化や当時の様子(エリザベス女王やダイアナ元妃も登場!)が記されていて面白いですよ。※初版は1986年10月刊行
英国のフォートナム&メイソン本店、百貨店の売場もティーサロンも楽しそう…!
フォートナム&メイソンの紅茶、また機会があれば試して行きます!
他にも気になったブランドの紅茶やハーブティーの感想も、合わせてご覧くださいね。
あなたが紅茶やハーブティーを選ぶ際、参考になるかも!?
FORTNUM&MASON(フォートナム・アンド・メイソン)紅茶の感想